国分寺三曲協会
国分寺市文化連協 
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入場無料 

 =あつまろう文化のひろば=

第44回国分寺文化祭参加 

国分寺三曲協会40周年記念演奏会

(箏・三絃・尺八)



とき   :  平成19年11月17日(土曜日)

午前10時00分開場

午前10時30分開演

ところ  :  国分寺市立いずみホール

               (JR西国分寺駅南口下車2分)

共催   :  国分寺市・国分寺市教育委員会

               国分寺市市民文化祭実行委員会

主管   :  国分寺三曲協会 

 

 

 

 

 

= ご挨拶 =

 

 

 私たち国分寺三曲協会が発足しまして、今年で40周年になります。

 これまで順調に発展してまいりましたのも、諸先輩のご努力と市当局および文連協さらに市民の皆様の暖かいご理解とご支援によるものと深く感謝申し上げます。

 今日、地球環境は悪化の一途をたどり「地球の悲鳴」が聞こえてきそうです。エネルギー価格の高騰はあってもエネルギー消費量は減少せず、大量廃棄の社会もまだあまり変わっていません。

 ここで私たちは生活の意識を切り替え“生活の価値観”を“心の豊かさ”に求めるべきであると考えます。

 さいわい私たち会員は“心の豊かさ”を求めて勉強を続けています。今後もさらなるご支援の程お願い申し上げます。

 本日はご来場いただき誠に有難うございました。

 

平成11117

 

国分寺三曲協会 会長  彌吉塵山(やよしじんざん)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

設立40周年に寄せて

国分寺市長 星野信夫

 国分寺三曲協会40周年まことにおめでとうございます。これまで、長きにわたり運営に携わってこられた方々のご苦労に心より敬意を表します。

 また、小中学校での伝統文化理解教育におきましては、懇切丁寧な演奏指導を賜り厚くお礼申し上げます。

 最近では、いつでもどこででも好きな音楽を聞くことができるようになり、私達にとって音楽はとても身近で手軽なものとなりましたが、箏や尺八、三味線のような日本人が昔から親しんだ楽器を目にしたり、その澄んだ音色を耳にする機会が少なくなってきたことは残念に思います。しかし、実際に三曲合奏を愛好する方は多く、若い後継者も育っていらっしゃると聞き、とてもすばらしいことだと思います。こうした若い世代や特にご指導いただいた子供達が少しでも多く歴史ある楽器に触れ、演奏体験をとおしてその素晴らしさを将来へ引継いでいってほしいと思います。

 今後もみなさまがますますご健康で、三曲合奏を末永く楽しまれることを心よりお祈り申し上げ、メッセージといたします。

 

お祝いの言葉

国分寺文化団体連絡協議会会長 芳賀岳淳

 国分寺三曲協会創立40周年記念おめでとうございます。

 この年、昭和42年には吟詠剣詩舞、茶道の各連盟も創立しており、2年後には7団体で文化団体連絡協議会を創立、現在17団体まで発展する礎となりました。当時のわが国は国民全員の努力により、戦後の復興が飛躍的に進み、日常生活にもややゆとりが出て、芸術・芸能部門に入会する人が増え始めたように記憶しておりますが、創立には我々が想像もできない苦労もあったのではないかと思います。実際に儘力されたのは前会長の「梶 勇宇山」さんとのことですので、いつかお聞きしたいものと思っております。

 琴の音は心を和らげる音色として誰にでも親しまれておりますが、国分寺市の吟詠大会でも4・5年前から詩吟の伴奏としてお願いしております。結果としては吟詠がひき立ち、吟者にも、見学者にも大変喜ばれております。

 文化祭では三曲演奏会を聞きに来る愛好者が毎年200人前後に定着しているようですが、今年は記念の年として特別企画を編成しているそうなので、更に愛好者が増える機会になるだろうと期待しております。

 日本古来の伝統芸能が殆どの分野で衰退していることを憂慮して、国では文化芸術振興基本法を制定し、文化の復興を図っておりますが、私どももその施策に同調して技能継承を図って行きたいと思います。

 40周年記念公演の成功と今後一層の発展をお祈りし、ご挨拶と致します。

 

設立当時の憶い出

国分寺三曲協会相談役 梶 勇宇山

国分寺三曲協会が設立されて、今年で40周年を迎えました。

 この設立に関しては、多くの方々との出会いがありご理解とご協力をいただきました。

 その当時の国分寺は市制が執行されて2年ほど過ぎた頃で、まだ武蔵野の面影が所々に見られる静かな町でした。しかし高度成長という社会変貌の時代でもあり、人口増加による小中学校の新建設が続くなか、PTAとの関係から市の教育委員会との接触ができました。そして時折り学務課長さんと、三曲のことや箏と尺八の合奏等について話題にすることがありました。このような時、同課長さんより「国分寺に三曲のサークルのようなものを作ってみたらどうか」とのお話があり、その一言が協会設立の切っ掛けとなりました。

 この頃国分寺市には、都山流の重鎮で作曲家としてもご活躍中の実兼咲山先生(平成10年没)と、多くのご門人を育成中の森田陵山先生が居られました。そこで同門の小鳥居さん(2代目会長 平成12年没)と共に、三曲合奏等の研究、演奏会の開催、斯道の向上発展を重要3項目とする、三曲協会設立の希望をお話し、両先生のご諒解とお力添えをいただきました。また市内在住の各流派の先生方の動向など、不明な点が多くて困惑しましたが、市内全戸に配布される国分寺公民館だよりに協会設立の情報を載せていただき、現状把握の参考になりました、そして多くの先生方からのご意見とご賛同を得ることができました。

 昭和42年9月こうして国分三曲協会は誕生致しました。

実兼咲山先生を会長に、小原花英先生(山田流 昭和53年没)を副会長に、次いで役員を選出しました。会員(正会員)は、絃方(正派・米川派・宮城派・中派)5名、山田流(萩岡派・中能島派・山勢派)3名、尺八は都山流9名、琴古流4名、上田流1名、総数22名での発足でした。

記念すべき第1回演奏会は同年11月12日(日)に、国分寺公民館ホール(旧北多摩自治会館、現本多公民館)で盛大に開催されました。

そのプログラムは、古曲10曲、新曲6曲、尺八3曲の19曲でした。また来賓として都山流多摩幹部会役員の先生方による鶴寿楽(実兼咲山作曲)が演奏され、会に華を添えていただきました。当時を顧みますと感慨深いものがあります。

これからも会員一同、和を大切に技術の向上と斯界の普及発展に努力を続けてまいります。

今後共種々のご批判ご鞭撻と末永くご支援を賜りますようお願い申し上げます。

 

 

創立40周年記念演奏会に寄せて

国分寺三曲協会顧問 森田陵山

国分寺三曲協会は、ここに40周年を迎えることができました。こうした芸術団体はとかく離合集散を繰り返す性質を持つものですが、40年もの長い間いささかの波瀾もなく、発展の一途たどってまいりましたことを、心ひそかに誇りにしている次第です。

 このことは創立以来26年もの長い間会長をつとめられた、故実兼咲山先生の大なるお力のたまものであります。また、会員一同が糸竹の道に心をひかれ、一筋にこの伝統芸術を守り育てようとする、会員相互の情熱の結びつきが固かったことにもよると思います。さらにこの道をご理解され、ご支援下さった皆様方のお陰と深く感謝する次第でございます

近年、古い伝統に生きるこの道にも、流派を超えて伝統楽器で現代に生きる日本音楽を創ろうとする動きが活発になって来ました。その流れに会員一人ひとりがいち早く乗って、流派にこだわらず積極的に取り組んでいる姿勢がここ10数年の演奏会のプログラムを見てもおわかりになると思います。

人生で言えば40歳の不惑の歳に当たり、国分寺三曲協会の更なる発展を期してこの道に励みたいと思います。創立当初よりこの協会に籍を置いてきた一人として所感を述べさせていただきました。

みなさまには、なお一層のご支援をお願いいたします

 

40周年を顧みて

国分寺三曲協会副会長 大畠博子

 国分寺三曲協会も今年40周年を迎え、改めて40年を振り返りますと、初代会長 実兼咲山先生、副会長 小原花英先生、また数名の諸先輩もすでにこの世を旅立たれ、途轍もなく長く大きな時の流れを感じます。

国分寺三曲協会創立のため奔走されていた梶 勇宇山先生が国分寺市の公民館だよりに会員募集の記事を掲載され、国分寺に住所を移したばかりの私も迷わず三曲協会会員にして頂きました。

当初の演奏会はホールにも恵まれず、音響も悪く、冬はすきま風にだるまストーブ、手が悴んだ記憶のある旧北多摩自治会館でした。しかし会員は全員活気に満ち満ちており、演奏会や勉強会を積極的に行いました。

その伝統は会員数が倍以上になった現在も引継がれており、技術的にもレベルアップし、何よりも会員同士の信頼関係が強く、和やかで常に前向きな姿勢は三曲協会の誇りでもあります。

5年後10年後の更なる発展に思いを馳せ、1年でも多くこの素晴らしい仲間と共に勉強したいと願っております。

 

 

 

プログラム

 

 

曲順

曲名

 

曙菅垣

10:30

ながらの春

 

山河の秋

11:00

ひぐらし

 

千鳥の曲

11:30

雪景三章

 

飛鳥の夢

12:00

千鳥の曲

 

氷の雫音

12:30

10

名所土産

 

11

古今の調べ

13:00

12

八千代

 

13

石橋

13:30

14

北国雪賦

 

15

万歳

14:00

16

花たちばな

 

17

香月

14:30

18

楓の花

 

 

※ 特別プログラム

19

八千代獅子編曲

15:10

20

風動

 

21

出雲路

15:50

22

八重衣

 

23

秋の一日

16:35

終演時間は17:00頃です。(進行の都合で多少の遅早はご容赦下さい)

 

 

 

琴古流尺八本曲 

1、曙菅垣

尺八   水野香盟  林 鈴麟  松崎伶慶  軍司鈴抄  高橋静昭

福田清隆  荒井俊雄  高橋義典  池口喜昭  川嶋 清

友保邦弘     

 

 

 

 

  菊岡検校 作曲

2、ながらの春

箏    水野美道江 

三絃   松浦好美  有村公子

尺八   高橋義典  池口喜昭  川嶋 清  友保邦弘

 

 

 

 

   斉藤松声 作曲

3、山河の秋

   第一箏  小峰花扇

   第二箏  和田藤花扇  関口菜花扇  松村卓子

   尺八   山本隆山

  

 

 

 

中能島欣一 作曲

4、ひぐらし

   箏本手  小宮滋代能  貝瀬満喜能   遠藤一子  

箏替手  堀田菜穂子  小巻滋佳能 

   三絃   川上沙華能  

   尺八   森田陵山      

  

 

 

 

 吉沢検校 作曲

5、千鳥の曲

箏替手  蓑口浩子   磯部寿賀子  城 君枝  八子セイ

箏本手  林 文友生  永田文吉生  伊藤清美  谷口友子  桑原志織

     山元文志生

尺八   彌吉塵山   大滝篝山  居蔵遥山

 

 

 

   菊重精峰 作曲

6、雪景三章 

第一箏  石岡啓子  中村圭子  渡辺千恵子 橋本久江 石崎陽子

第二箏  秋田睦子  北見静子

 

 

  

宮城道雄 作曲

7、飛鳥の夢

第一箏  上條妙子   祖母井文恵  清水 香  島田洋子

     金田規予子  白檮山千晴

第二箏  横山保子   春原香代子  藤塚典子  鈴木京子

白檮山久恵  山下房子

十七絃  瀧口舞衣子  田中清子

   尺八   大滝篝山   千葉蘭山   堀口筑山

 

 

 

吉沢検校 作曲

8、              千鳥の曲

箏本手  田島みどり  江草きみ江  堀田一幸

   箏替手  和田兼明

  尺八   軍司鈴抄  

 

 

 

   水川 寿也 作曲

9、              氷の雫音

 一箏   永山幸子   中島紀子  田口礼美   鳥居倫子  兼平法子

大江友佳   滝本紘子

ニ箏   関野由美子  前田恵子  林 秀子   村上慶子  岩本佳子

     加藤典子   小木志織  朴ナミ    

17絃  大畠菜穂子  菊池香織  田澤美津枝

三絃   大畠博子   菊池朱美  田辺祐子

 尺八   住岡篷山   大滝篝山  山本隆山   乙津奨山  水津彪山 

水川寿也   松崎伶慶   

 

 

 

玉塚検校 作曲

10、名所土産

三絃    水野美道江  松浦好美  有村公子

尺八    高橋静昭   福田博隆  荒井俊雄  

 

 

 

野村正峰 作曲

11、古今の調べ

 第一箏   小峰花扇  松村卓子  関口帛子  渡辺節子

  第二箏   和田藤花扇 関口菜花扇

  尺八    永井尚山

 

 

 

 都山流本曲 中尾都山 作曲

12、八千代

尺八一部  梶勇宇山  彌吉塵山  住岡篷山  大滝篝山  山本隆山

徳重侃山  水津彪山  水川寿也

尺八二部  森田陵山  永井尚山  千葉蘭山  堀口筑山  乙津奨山

居蔵遥山

 

 

 

   芳沢金七・芳沢藤四郎

13、石橋

箏     上條妙子  瀧口舞衣子 藤塚典子

三絃     祖母井文恵 横山保子  春原香代子  田中清子 清水 香 

島田洋子  竹内淑子  八木有里子  岡部雅子 鈴木史子

尺八    水野香盟  林 鈴麟

 

 

 

長澤勝俊 作曲 

14、北国雪賦

一箏   関野由美子  田辺祐子  中島紀子 

ニ箏   永山幸子   前田恵子  田口礼美

十七絃  大畠菜穂子  菊池香織  田澤美津枝 

三弦   大畠博子 

  

 

 

中能島松声 作曲

15、万歳

箏    小宮滋代能  堀田菜穂子  遠藤一子  貝瀬満喜能

小巻滋佳能 

   三絃   川上沙華能           

 

 

 

   米川文子 作曲

16、花たちばな

箏高音   山元文志生  鈴木文汎生  井上文道生  小谷松のり子

磯部寿賀子  関根ます美  高澤文尹生

箏低音   伊藤清美   橘 吟松   佐々木裕子  小林芙美子

鹿嶋麗子   蓑口浩子 

   尺八    松崎伶慶 

 

 香登みのる 作曲

17、香月(かずき)

   尺八   水川寿也

   箏    田島みどり  堀田一幸   江草きみ江  和田兼明

   

 

 

    松坂春栄 作曲

18、楓の花

箏低音  中村文圭己  秋田睦子

箏高音  石岡文澤己  渡辺千恵子  橋本久江  斉藤文志津己 

     石崎文志津日 

   尺八   徳重侃山

 

 

= 特別プログラム =

 

宮城道雄 作曲

19、八千代獅子編曲

 1箏   大畠博子  前田惠子  祖母井文恵  清水 香  村上慶子

      竹内淑子  金田規予子 大江友佳   滝本紘子  加藤典子

      小木志織

 2箏   関野由美子 小峰花扇  田島みどり  石崎文志津日 菊池香織

横山保子  鈴木京子  山下房子   岩本佳子   八木有里子

兼平法子  朴 ナミ  

 十七絃  上條妙子  田澤美津枝 田辺祐子   林 秀子    

 三弦   山元文志生 永山幸子  春原香代子  菊池朱美  島田洋子

      伊藤清美  岡部雅子  鈴木史子   白檮山千晴 白檮山久恵

      和田兼明  中島紀子  田口礼美   鳥居倫子

尺八   森田陵山  梶勇宇山  彌吉塵山   永井尚山  住岡篷山

  大滝篝山  千葉蘭山  堀口筑山   山本隆山  乙津奨山

徳重侃山  水津彪山   居蔵遥山  水川寿也  永井牧山

水野香盟  林 鈴麟   松崎伶慶  軍司鈴抄  

  笛    松尾 慧

  小鼓   伊藤美好

 

杵屋正邦 作曲

20、風動

尺八1部  水野香盟

尺八2部  水川寿也

尺八3部  林 鈴麟

 

船川利夫 作曲

21、出雲路

     1箏    大畠博子

     2箏    関野由美子

     17絃   大畠菜穂子  

   尺八    水川寿也

 

石川匂当 作曲

22、八重衣

三絃   上條妙子

箏    山元文志生

尺八   水野香盟

 

長澤勝俊 作曲

23、秋の一日

一箏  上條妙子  関野由美子  瀧口舞衣子  前田惠子  田島みどり

    田口礼美  北見静子   岩本佳子   大江友佳  滝本紘子

    加藤典子  

ニ箏  山元文志生  菊池香織   林 秀子  中島紀子 石崎文志津日

蓑口浩子   鈴木文汎生  田中清子  鳥居倫子 兼平法子

村上慶子   小木志織

十七絃 大畠菜穂子  田辺祐子   田澤美津枝

三絃  大畠博子   永山幸子   菊池朱美  藤塚典子  和田兼明 

    尺八  森田陵山   梶勇宇山   彌吉塵山  永井尚山  住岡篷山

  大滝篝山   千葉蘭山   中島誠以山 堀口筑山  山本隆山 

         乙津奨山   徳重侃山   水津彪山  居蔵遥山  水川寿也

        永井牧山   水野香盟   林 鈴麟  松崎伶慶  軍司鈴抄  

   笛   松尾 慧

      打楽器 伊藤美好

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

賛助出演 (敬称略):       松尾 慧

                      打楽器   伊藤美好

 

 

 

 

舞台めくり作成:祖母井文恵

 



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